煤竹工房奥出雲 【百年煤竹箸】

永い年月を経て屋根裏から人々の暮らしを見守ってきた煤竹が、箸に形を変え蘇る

煤竹(すすだけ)とは

田舎にある茅葺き家屋で屋根の骨組みに使われ、数百年の永い年月にわたり囲炉裏の煙に燻された竹のことです。

煤竹は茅葺家屋を解体した時に出る古材の泥汚れやススをきれいに取り除き磨き上げるとつやつやとした美しい模様が現われます。

煙が当たった部分は色濃く、縄で縛った跡や煙が当たらなかった部分は薄く自然にできた美しい濃淡模様が特徴です。

茅ぶき屋根の家屋が少なくなった現在では入手が困難となり竹材の中では大変希少価値のある高価な素材となっています。

硬くて狂いが少ないので、古くから高級そろばんの軸にも使用されていました。